息子

一人息子です。

 

前ブログでは、あえて子どものことは書かないようにしていました。

子どものことで記録しておきたいことは常に沢山ありましたが、

子どもことを書き出すと止まらず、成長記録ブログになってしまうので。

 

自分の身の回りのこと、それに対しての自分の感情や思考の整理やメモを

中心にしていたので書きませんでした。

 

息子は、人間関係が不得手過ぎて、

高校で不登校となり、高校を入り直しています。

 

その経緯は前ブログでも書きました。

(そのうちリンクしたいと思います。)

 

最近では、「HSP」という言葉も周知されはじめていますね。

 

別に専門機関や医師に診断をしてもらったわけでもありませんが、

まぁ、間違いなくそうだろうな~。

そういう言葉で説明してくれて良かったな~という感じです。

 

思い返せば、幼少時から思い当たることばかりです。

 

HSPは病気でもなく、気質のようなもので、

珍しいことではありません。

 

ただ、同調や同質を求められる教育や社会という集団の中では、

心の問題を抱えやすいです。

 

息子も、だいぶ生きづらかったと思います。(継続中)

 

今は、日本の社会も個人の多様性を「知りつつ」ありますが、

 それらを受け入れるのは、この先も難しいだろうな…と思っています。

 

  

息子が入り直した高校は、

集まってくる生徒たちの大多数がHSPであることを、

HSPという言葉が使われ出すずっと前から

良く理解している高校でした。

 

学力差も性差も人格も問題にせず、

同調圧力を全く求めないところだったので、

親の自分も、これまでの既成概念や意識を

大きく崩されることとなりました。

 

 

息子のおかげで、

知り得た世界がそこにありました。

 

その中で、息子は

「日本社会に合わせた」進路を希望し、

結果、難関私大に合格しました。

 

息子が難関私大に入学したことは、

親としては自慢ですが、

そうでなくても、別に道があること、

自分の思い次第で、

選んだ道を進むことができたこと。

本人がそういったことを身をもって体感できたことが

何よりです。

 

 

大勢がほぼそれることなく進んでいく中で、

そうではない経験をした少数派の息子は、

ただ有名私大に合格したことを喜んでいる

私や夫とは違うものの見方をしていることを期待したいです。

 

期待…?笑

 

親がしたら一番ダメやつじゃん…

 

勝手なことを親は言っていますが、

息子は、ただ、

自分が1年遅れだったのを、

必死に取り戻したかったみたいです。

 

大学が決まった時、

年齢的には、1年浪人した状況と同じになり、

「あぁ、これでやっと(普通と)同じになった」って

言っていましたから。

 

「 別に普通じゃなくたっていいじゃん。」と、

綺麗ごとにまとめようとしているのは私で、

正直なのは、無難を望む息子の本音の方です。